熊谷ニュース記事:2004年3月

さくらの熊谷路を史上最多の5581名が力走

市制70周年記念「熊谷さくらマラソン」

第14回熊谷さくらマラソン大会が3月28日(日)、熊谷運動公園を発着点として開催された。桜は七分咲きの熊谷路を沖縄から北海道までのマラソン愛好者五五八一名が快走した。アテネ世界陸上選手権マラソン金メダリスト鈴木博美選手、大東文化大学陸上競技部の招待選手が大会を盛り上げた。
 競技はハーフマラソンほか全5種目19部門に分かれ、それぞれが目標に向かって快走した。本大会は、役員数七九二名、熊谷警察署八十名、ほか多数のアトラクション参加者、ボランティアに支えられた熊谷市民の手づくりの大会である。
富岡清大会会長(市長)の挨拶
 本大会は市民の支え合いにより年々盛況となりました。全国から史上最多のマラソン愛好者を迎え、熊谷のさくら路を快走していただけたことは誠に喜ばしいことです。本大会を支えてくださいました皆様に心からお礼申し上げます。

[スポーツ熊谷(熊谷市体育協会)2004年3月31日(水)]
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熊谷市立女子高、存続是非含め検討

5年定員割れ、負担年5億

 熊谷市教育委員会は四月、「熊谷市立女子高等学校のあり方検討協議会」を発足させる。市立女子高(同市原島)は、ここ五年間、定員割れが続いている上、年間五億円近い市費を負担しており、議会では廃止を求める意見も出ている。市教委は、存続の是非を含め協議会に検討を依頼、七月ごろをめどに方針を決めたいとしている。
 市立女子高は一九六三年に開校。現在、普通科と外国語科がある。二〇〇〇年度から定員計二百人に対し、入学者は百八十八人、翌年度は百七十一人と減少。二〇〇四年度の入学予定者は百四十七人となっている。また、一九九八年度の入学者二百二人のうち、卒業までに約22%が中途退学している。
 市立高校は、教職員は県採用だが、人件費や諸経費は市が負担。市立女子高の教職員は計五十四人で、二〇〇二年度決算で、人件費約四億二千八百六十万円を含め市費負担は約四億八千五百四十万円に上っている。
 市議会では昨年、「少子化や財政難という情勢の変化に合わせ、廃止を考えるべきだ」との意見が出、今年三月議会で検討機関設置の議案が可決された。検討協議会は学識経験者、市民団体代表、市議ら十五人で構成する。市教委総務課は「廃止を前提としたものではなく、あくまで今後のあり方を検討するもの」としている。

[読売新聞 2004年3月30日(火)]
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熊谷さくらマラソン過去最多の5581人が健脚競う

 「第十四回熊谷さくらマラソン大会」(熊谷市など主催、読売新聞さいたま支局など後援)が二十八日、熊谷市の熊谷運動公園陸上競技場を発着点に開かれ、全国から過去最多の五千五百八十一人が参加した。
 大会は、年齢や性別に応じてハーフ、十キロ、五キロ、二・五キロ、一・二キロの五部門計十九種目で行われた。春の穏やかな陽気の中、参加者は真剣な表情で健脚を競い、沿道からは大勢の市民が声援を送った。
 また、一九九七年の世界陸上選手権女子マラソン金メダリストの鈴木博美さん(35)が特別招待選手として参加、市民ランナーとともに汗を流した。

[読売新聞 2004年3月29日(月)]
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「公私混同せよ!」平尾誠二氏講演会、熊谷青年会議所

 2月2日、熊谷青年会議所では、第1回例会・公式訪問例会をホテルサンルート熊谷(曙の間)で開催いたしました。
 今回は、神戸製鋼ラグビー部ゼネラルマネージャー兼特定非営利活動法人スポーツ・コミュニティー・アンド・インテリジェンス機構(略称SCIX)の平尾誠二氏をお招きし、人間環境の健全化や公共心を持つ事の大事さをメンバーに感じて頂きました。
 ご講演の中に「公私混同せよ」という言葉がありますが、自分のことのように地域を思うことが大切であり、更にチームの中でのつながりと同様に地域の中でのつながりも大切です。また、「務め」という自分たちが生活する地域に積極的に関わることが私達に求められているのです。

平尾誠二氏講演「人間環境の健全化と公共心」

■公共って言葉はすごく曖昧に使われている。でも、何故か「私と公」ってよくつかうんですね。
 「公私混同」というのはあまりいい意味で使われない言葉ですが、僕はチームには「公私混同せよ」と言っています。どういう事かと言うと「自分のことのようにチームを思え」ということなのです。
 日本ではどうも公と私を分離しすぎていて、私のなかに公がない。したがって皆さん公の部分についてあまり関心を示さないのです。
 公が私のなかにないのですね。自分とは違うものが公だとも思っているのです。自分に近い所は関心があるけれども、大局観が必要とか、国レベルとか大きな場所になると関心がなくなる。
 だから選挙の投票率も非常に低いのです。一人一人の参画する意識が低過ぎるということじゃないかと思います。公に対しては自ら積極的に係わっていく「公私混同」が大切ではないかと思います。
■やらんかったら怒られる、そんな外圧的な公共心は必要ないんです。
 先日ロンドンで面白い話を聞きました。ロンドン郊外の、元工業地帯にあるNPOでの話しです。ここは貧困地域で、失業者が多く治安の悪い所なのですが、若者が積極的にボランティア活動に参加します。
 公に対するアプローチを積極的にするんです。この間まで不良をやっていたような若者が「おらが町」ということでボランティアに積極的に参加し始めるのです。
 これは何かというと大人の人達が、キャパシティ・ビルディングという活動をするのです。頭を大きくするのではなく、キャパシティ(心)を大きくさせるんです。
 色々なイベントに参加したり、レクチャーを受けたりして自分のキャパシティを大きくする。そうすると、いくら自分が貧しくても、そういうことへの行為に積極的になれるということなのです。
 公共心の中で外圧的な公共心は必要ないと思います。外圧的というのは、強制的にそれをやらなくてはいけないということです。本当に必要なんだ、俺たちがやらなくてはいけないんだ、という中から生まれてくる内発的公共心が必要になってくる。
 これじゃないと日本の国は良くならないと思います。色々な会合がありますが本当に心の中からやれているか、皆さんもう一度考えてみてはいかがでしょうか。
 更に中身が濃いものになるとか進化していくためには、やらんかったら怒られるとか、格好悪いとか、恥だとかメンツがどうやこうやではなく、自分の中から噴き出す意欲によって行われないと実は意味が無いんじゃないかと思います。
■責任というのは自分がいるからこれだけできるという、実は存在価殖だと思うんです。
 如何に自分達の地域そのものに誇りを持てるか、自分達で取り組もうという意識(コミットメント)を持てるかが重要だと思います。
 コミットメントを持つきっかけは何かと考えてみると、地域に対する愛着・誇りそして責任ではないかと思います。この3つの気持ちがこれから地域を活性化する上で、各個人が持たなければいけない気持ちではないかと思います。
 これは企業に対する気持ちと全く同じで、会社を愛し誇りに思い存在感とか存在価値があって、それが責任につながり、さらに取り組もうとする。存在価値がないということは「いてもいなくてもいい」ということです。
 「君がいなかったらチームは機能しませんよ」という責任を与えることは、リスクも伴いますが個人のモチベーションは非常に上がります。大小、能力の差はあるかと思いますが、皆さんも企業で是非そんな存在価値が認められるようなポジションを与えてあげてください。自覚(存在価値)があれば相当変わってくると思います。
■大切なのはきっかけを与えること、要は「お前ならできるぞ」と言い続けて本人をその気にさせることだけなんです。
 チーム作りで一番重要なのは個人になります。良いチームというのは誤解されていますが戦法や戦略システムにたけているチームではなく、実はいい駒(選手)がいるだけなのです。
 組織にいい個人を育てる器があるかどうかも重要になってきます。優秀な人間が多いから素晴らしい組織や戦略も組めるのだと思います。
 日本のスポーツ・コーチングでは怒ることが素晴らしいと思っている人が多いですが、実は全く逆です。車に例えると怒るのはブレーキで褒めるのはアクセルになります。車は人間より速く走ることがその存在価値そのものです。ブレーキ(怒る)ばかり踏んでいては前へ行かないよということです。急カーブや車体をコントロールできなくなった時にブレーキをかける(戒める)訳です。
 怒ることで効果があるのは、出来る事をやらなかった時だけです。この場合、怒ればすぐに直ります。逆にまだやれない事、挑戦している事、行き着いていない事に対しての結果を見て怒ると挑戦しなくなります。怒らないとやらない未熟な組織でないものを作っていく必要があると思います。
■昔の村社会には「若衆」という良い言葉がありました。
 今は若衆という若者を卑下したような言葉がありますが、これは明治くらいに出てきた言葉です。昔は若衆という良い言葉がありました。
 これは期待が込められた言葉です。若衆は村の機関で鍛えられて一人前になっていく訳ですが、一人前になるためには「ツトメ」と「カセギ」という2つの要素が必要だったのです。ツトメとは何かと言えば、青年会議所の皆さんがされているような活動です。公共共同体みたいな形におけるある種の団体です。
 川が決壊したら、火事が起こったらみんな結集する。こうしたツトメを行ってやっと一人前として認められたのです。今は稼いでさえいれば務めを果たさなくても一人前という考えがあるようですが、こういった事が公共性を失わせていったように思われます。
 人間環境の変化と共にツトメをどうも重く見なくなってきてしまいましたが、そうではなく、皆さんにはツトメを果たせる一人前の人になってもらいたいと思います。

平尾誠二氏プロフィール(ひらおせいじ)
伏見工業高校3年時、全国高校ラグビー大会優勝。
同志壮大学入学後、19才と4ヶ月という当時史上最年少でラグビー日本代表入り。在学中、大学選手権3連覇に貢献。
卒業後、一年間の留学期間を経て1986年に神戸製鋼所に入社。入社3年目よりチームを7年連続日本一に輝く。(V1〜V3はキャプテン)
ラグビーワールドカップに1987年より3回連続して出場。1991年にはキャプテンを努め、日本代表として初勝利を飾る。日本代表キャップ35。
現役引退後は日本代表監督を務め、ワールドカップにチームを導く。
一方2003年3月「スポーツに関心を寄せるすべての人々のコミュニティの健全な発展に寄与する」ことを目的に、特定非営利活動法人スポーツ・コミュニティ・アンド・インテリジェンス機構(SCIX)を設立し、理事長に就任。

[熊谷青年会議所広報誌「らいぶりぃ!」2004年3月29日(月)]


深谷地区法定協が解散、寄居町が離脱申し入れ

来月には熊谷地区も解散

 深谷地区の法定合併協議会は二十四日、寄居町の離脱申し入れを受け、協議会の解散を決めた。県北では、二月、行田地区の法定合併協が解散、四月には熊谷地区も解散が予想され、合併枠崩壊の“なだれ現象”が起きている。
 この日の深谷市・岡部町・川本町・花園町・寄居町合併協議会では、津久井幹雄・寄居町長が、十九日の議会で合併協議会を離脱して花園町との二町合併を求める請願が全会一致で議決されたことを報告し、「離脱せざるを得なくなった」と経緯を説明。反対の声も上がらず解散が決まった。
 同協議会長の新井家光・深谷市長は「(合併は)経済的問題だけでビジネスライクに進められず、各地域の感情的問題もあり、難しい」と述べた。各市町では、四月中に臨時議会や住民説明会を開き、今後の合併枠を模索するとしている。
 深谷市、熊谷市など旧大里地域の二市七町は、二〇〇二年六月、熊谷市の小林一夫・前市長が「大里は一つ」と呼びかけ、大里地域合併研究会が発足。富岡清・現市長も、小林氏の方針を受け継いだものの、昨年一月、熊谷、深谷市の対立で合併の話し合いが決裂した。
 その後、「大里地域の合併は、将来の課題とする」として、熊谷地区(一市三町)と深谷地区(一市田町)が、それぞれ昨年春、法定合併協議会を設置。合併特例法期限(二〇〇五年三月末)内の合併を目指してきた。
 熊谷地区も、江南町が今月二十一日の住民投票で「合併反対」票が多数を占めた。その結果を受け、町長が合併協議会から離脱の意向を示していることから、四月十六日の第十回合併協議会で、解散を決める見通し。
 二年前の「大里は一つ」のかけ声は、遠くなっている。

[読売新聞 2004年3月25日(木)]
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熊谷地方、ソメイヨシノ開花宣言

 熊谷地方気象台は二十三日、ソメイヨシノの開花を宣言した。開花は昨年より五日早く、平年に比べても八日早いという。同気象台では、熊谷市内の荒川桜堤にある標準木で、五、六輪の開花が見られるとしている。
 荒川桜堤(約千五百本)では、同市観光協会など主催の熊谷さくら祭が、二十六日から四月六日まで開かれる。

[読売新聞 2004年3月24日(水)]
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江南町住民投票「合併反対」が多数

町長「結果を尊重」
 江南町住民投票開票結果
 熊谷市、大里町、妻沼町との合併に
 賛成2,704 反対3,150 (無効98)

 江南町の合併の是非を問う住民投票が二十一日行われ、町役場で開票の結果、合併反対票が賛成票を上回った。投票率は59・54%。当日の投票資格者数は九千九百九十六人。
 江南町は熊谷市、大里町、妻沼町と昨年三月下旬、法定合併協議会を設置、二〇〇五年三月末の合併特例法特例期限内の合併を目指し、これまで九回の合併協議会を開いてきた。
 江南町の住民投票で反対多数となったことで、これまで進めてきた一市三町の合併の枠組みが壊れる可能性が出てきた。
 江南町は、法定合併協議会設置前の昨年一月、二十歳以上の住民を対象に行った住民アンケート調査(回収率45・6%)で、「合併が必要」「どちらかといえば必要」を合わせた賛成派が51・3%と、賛否が分かれた。
 このため、昨年十二月の.議会で、全会一致で住民投票条例を可決。今年一月、合併協議会が新市将来構想をまとめたのを機に、永住外国人も含めた十八歳以上の住民による住民投票を行い、住民の意思を確認することになった。
 住民投票結果について、江南町の福田征芳町長は「予想外だが、結果を尊重していきたい。今後、合併協を離脱し、当面、単独で行くことになるだろう」と述べた。

[読売新聞 2004年3月22日(月)]
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全県で雪、花冷え熊谷で1・2度

 日本南岸を低気圧が通過した二十日、県内では午前中から、みぞれ混じりの雪が県内のほぼ全域で降り、花冷えの一日となった。
 熊谷地方気象台によると、低気圧の影響で、昼前から気温が急速に下がり、熊谷市は午後一時二十一分に1・2度の最低気温を記録し、真冬並みの寒さとなった。きょう二十一日は、北からの高気圧に覆われ、平年並みの暖かさが戻る見通し。

[読売新聞 2004年3月21日(日)]
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江南の合併是非、あす投票

 江南町の合併の是非を間う住民投票は二十一日、投票が行われ、同日午後九時から町役場で即日開票される。江南町は熊谷市、大里町、妻沼町と法定合併協議会を設置し、これまで九回の協議会を開催。同町は、今年一月、新市将来構想もまとまり、住民の意思を確認するため、住民投票を行う。
 投票は、合併に「賛成」か「反対」の二者択一。投票資格者は十八歳以上の住民で、十五日現在で一万百四十五人。

[読売新聞 2004年3月20日(土)]
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熊谷ウコッケイ大量死、鳥インフルエンザ検査陰性

 熊谷市内の栄養補助食品製造会社飼育場で約二千六百七十羽のウコッケイが死んだ問題で、県中央家畜保健衛生所は十五日、死んだ二十羽と生きていた十羽の計三十羽についてウイルス分離検査を行った結果、すべて陰性と確認した。三十羽は簡易検査で陰性だったが、さらに精度が高いウイルス分離検査をしていた。
 一方、鳥インフルエンザ問題の広がりを受け、県は防疫対策などについて市町村職員も交えた初の研修会を十八日に、さいたま市内で開く。

[読売新聞 2004年3月16日(火)]
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ウコッケイ大量餓死、県が全羽回収 [読売新聞 2004年3月13日(土)]
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さくらマラソン撮影の作品募集

 熊谷市運動公園を発着点に二十八日に行われる「第十四回熊谷さくらマラソン大会」をテーマにした写真コンテスト(主催・読売新聞社、後援・埼玉北部読売会、埼玉YPC、八木橋百貨店)が開催され、作品を募集する。
 応募作品は四つ切りサイズ(組み写真は2Lも可)で、一人何点でも可。作品には、タイトル、住所、氏名、電話番号を明記したメモを添付する。締め切りは四月二十八日。
 送り先は〒365・0005川里町広田三九〇二、新井瀧緒さん(埼玉YPC会長)。問い合わせは、新井さん方(048・569・0048)へ。

[読売新聞 2004年3月16日(火)]
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江南町合併是非、住民投票16日告示

 江南町の合併の是非を問う住民投票が十六日、告示される。投票は二十一日行われ、町役場で午後九時から即日開票される。
 江南町は熊谷市、大里町、妻沼町と法定合併協議会を設置、合併に向け準備中。昨年一月の住民アンケートで賛否が二分していたことから、住民の意思を確認するための住民投票を行うことになった。
 投票は投票用紙に合併に「賛成」「反対」のいずれかに○をつけて行われる。投票資格者は十八歳以上の住民で、先月末現在で一万百四十七人。

[読売新聞 2004年3月14日(日)]
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関連ニュース●合併協設置案可決1市3町そろう [読売新聞 2003年3月21日(金)]
関連ニュース●妻沼町議会、1市3町の法定合併協設置案可決 [読売新聞 2003年3月15日(土)]
関連ニュース●熊谷市議会、1市3町合併の法定協設置案可決 [読売新聞 2003年3月4日(火)]
関連ニュース●「30万規模の広域合併を」青年会議所OB熊谷市長に要望 [読売新聞 2003年2月25日(火)]
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ウコッケイ大量餓死、県が全羽回収

 熊谷市のウコッケイ飼育場で約二千六百七十羽が餓死した問題で、県熊谷家畜保健衛生所は十二日、死んだウコッケイすべてを、県が管理する江南町の保冷施設に移送した。飼育場の経営者に死んだウコッケイを処分する経済的な能力がないため、このまま腐敗が進めば飼育場周辺の住民に迷惑をかけるためだ。死んだウコッケイは来週早々にも焼却処分される予定。
 この日は、県熊谷家畜保健衛生所や熊谷市の職員ら約三十人が、経営者(68)の立ち会いのもと、午後二時から作業を開始。紙袋に次々と死んだウコッケイを回収した後、トラックに積み込み保冷施設に移した。
 また、生きているウコッケイ約五百羽については県動物指導センターが餌を与えた。この飼育場のウコッケイに対して県が行った鳥インフルエンザの簡易検査の結果は陰性だった。

[読売新聞 2004年3月13日(土)]
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お国自慢、多文化交流パーティ行われる

 日本に来ている外国人が日本人と触れ合うことで日本語を学んでいる「熊谷市国際交流協会」。1998年に設立された当協会。野口美智子さんを中心に、楽しみながらやってきた。
 3月7日には熊谷市商工会議所において「お国自慢・多文化交流」の会が行われ、21ヶ国115名が参加。それぞれの国の文化をみんなに知ってもらおうと、民族衣装の披露や国の料理の試食、そして歌の披露などが行なわれた。「今日はちょっとした世界旅行が楽しめますね」と、野口さん。
 また普段の勉強の成果を発揮したのが、手作り文集。日本語で綴った文章をそれぞれが発表し、国での様子や文化の違いなどに感心する姿もあった。最後の締めは日本の三味線による、秩父音頭で全員が輪になって踊った。楽しそうな笑い声が始終絶えなかった。

[埼北よみうり 2004年3月12日(金)]
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秩父鉄道、SL運行夏に延期へ

検査で左車輪故障判明

 「パレオエクスプレス」の愛称で親しまれている秩父鉄道のSLが、定期検査で車輪の故障が見付かり、三十日に予定されていた春の運行開始が、延期されることになった。運行開始は、夏ごろになりそうだ。
 秩父鉄道によると、同SLは一九四四年製の「C58・363」。昨年十一月から今年三月まで、JR大宮工場で車の車検にあたる八年ごとの「全般検査」が行われた。その結果、左車輪の一つの軸部分に故障が見付かり、修理のため、当分営業運行ができない状態という。
 秩父鉄道のSLは、秩父市など沿線十四市町村が共同出資した「北部観光振興財団」が運行主体となって一九八八年に始まった。以来、毎年三月〜十一月下旬、土、日、祝日を中心に熊谷〜三峰口間を一日一往復、年間九十回前後運行、毎年六万人余が訪れている。
 とくに春の試運転は、秩父観光スタートを告げるキャンペーンイベントとして、カメラを手にしたSLファンが詰めかけている。
 しかし、「北部観光振興財団」は、経営が行き詰まり昨年二月に解散。名物となっているSL運行継続に向け、全般検査後、秩父鉄道がSLを無償で譲り受け自主運行を行うことで昨年、県や秩父市などとの間で合意した。今年は三月二十七、二十八日に試運転を行い、三十日から運行開始の予定だった。
 秩父鉄道では「春の運行開始延期は今回が初めて。行楽シーズンを控えているだけに残念」と話している。

[読売新聞 2004年3月12日(金)]
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熊谷の飼育場、ウコッケイ2670羽餓死

鳥インフルエンザ簡易検査は陰性

 県は十一日、熊谷市村岡、栄養補助食品製造会社(本社・長崎県)のウコッケイ飼育場で約二千六百七十羽が死んだと発表した。五百三十五羽は生きており、県が行った鳥インフルエンザの簡易検査の結果は陰性だった。
 経営者(68)は「資金繰りに行き詰まり、餌を与えていない」などと話していることから、県は餓死と判断している。死がいの処分については、県と熊谷市、経営者で検討している。
 県と熊谷市によると、経営者から八日、「ウコッケイが死んでいる」と市に連絡があり、翌九日、県熊谷家畜保健衛生所の職員がウコッケイの大量死を確認した。死んだ二十羽と、生きている五百三十五羽の中から十羽を選び、十日に県中央家畜保健衛生所で遺伝子のウイルスを調べる「PCR検査」をしたところ、すべて鳥インフルエンザウイルスは陰性だった。
 十一日からは、念のため、さらに精度が高い「ウイルス分離検査」を行っており、結果は週明けに出るという。
 死がいの処分について、県家畜衛生室は「一般的に焼却するか埋めるかだ」と話している。
 経営者によると、同社はウコッケイの卵黄油などを製造しており、二〇〇二年九月から、この飼育場でウコッケイ約七千羽の飼育を始めた。しかし、「取り込み詐欺に遭った」ことで経営が悪化。さらに、「鳥インフルエンザの影響で、フィリピンの業者にウコッケイを売る商談もあったが駄目になった」としている。

[読売新聞 2004年3月12日(金)]


サクラ開花予想早まる

熊谷(埼玉)は3月23日

 気象庁は10日、北海道と東北地方を除く各地のサクラ(ソメイヨシノ)の第2回開花予想を発表。関東、東海地方では3日の前回発表より1〜2日早まるとした。とくに東京、横浜の開花予想日は、全国で最も早い3月18日となった。
 同庁によると、東京、横浜での開花は、観測史上最も早かった2002年(東京=3月16日、横浜=同15日)に次ぐものとなる見込み。
 このほかに前回発表から更新された各地の開花予想日は次の通り。
▽3月20日・静岡▽22日・甲府▽23日・大島(東京)、熊谷(埼玉)、浜松(静岡)▽24日・銚子(千葉)、館山(同)、名古屋▽25日・前橋、岐阜▽26日・尾鷲(三重)▽27日・宇都宮、津▽28日・水戸。

[読売新聞 2004年3月11日(木)]
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幸せの輪に新婚カップル100組目

 熊谷市が、新婚カップルに勧めている記念撮影サービス「しあわせになる輪」が九日朝、百組目を数えた。
 リング(直径六十センチ、重さ三十五キロ)は昨年五月、姉妹都市のニュージーランド・インバーカーギル市から、友好十周年を記念して贈られたモニュメント「パシフィックリム」。エメラルドグリーン色のガラス工芸品で、太平洋を象徴する輪に、舟、魚などが彫られている。
 市は、このモニュメントを結婚指輪に見立て、「しあわせになる輪」と命名。市役所一階に展示するとともに、昨年六月から、同市に婚姻届を出した新婚カップルの希望者に、リングの中での記念写真を贈呈している。
 百組目になったのは西別府、会社員小林信仁さん(32)と佳代子さん(29)のカップル。富岡清市長から、フォトフレームなど記念品を贈られ、「ラッキー」と喜んでいた。

[読売新聞 2004年3月10日(水)]
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久下小学校で「カバゴン先生」出前授業

遊びの中で理科の楽しさを学ぶ

 「カバゴン」の愛称で子供たちに親しまれている教育家で、現在、東京都狛江市教育委員の阿部進氏の理科出前授業が、二月十日、市立久下小学校(新井常雄校長、三八七人)で行われた。
 「身近な道具を利用して簡単な実験を行い、科学の不思議さを体験しよう」というのがこの理科出前授業のねらい。
 全学年共通の授業は見る実験「輪ゴムはえらい」。丸い棒に一本の輪ゴムを通し、砂の入ったバケツに結びつけ、輪ゴムがどれだけの重さに耐えられるかを実験したもので、砂をつぎたし重さが一キロ以上になっても切れず、バケツがゆらゆらと動き出すと低学年の児童は手をたたいて大喜び。
 一、二年生は「空気とり・ゴム風船」で空気の実態を体験。三年生は入浴剤やドライアイスを使って爆発させる実験を見学。四年生はアルコールランプを使っての実験。児童たちは遊びの中で理科の楽しさを学ぶ事が出来、「科学する心」を育てる理科出前授業だった。

[わいわいニュース(熊谷よみうり新聞社)2004年3月9日(火)]


「子ども文化体験プログラム」で手仕事体験

 熊谷市教委社会教育課が、文化庁の支援を得て、子供たちに伝統の文化を体験してもらう「子ども文化体験プログラム」は、実施以来一年半。この事業の一環として、二月一日、文化創造館さくらめいとで「くまがや手仕事体験市とワークショップ(体験講座)発表会」が行われた。
 手仕事体験市には、親子四百人が参加し、十部門に分かれて伝統の技の手仕事を体験した。指導者は、熊谷市優秀技能者で組織する「玄和会」(原口竹春会長)の現代の名工十五人をはじめ、六十人が材料を持ち寄って熱心に指導した。
 細かい木材を組み合わせて作る敷物の「組子」を指導したのは市内上之、美術工芸家の原口会長(七七)。定数二十組に対して七十組の親子が申し込み、抽選により選ばれただけにみんな真剣。「敷物でなく壁掛けの飾り物にします」と子供たち。豊かな伝統工芸に触れる事が出来た。
 木工によるSLづくりは小学校の低学年。車もついた機関車の模型作りに挑んだ。市内肥塚、建築業・金子好男さん(六七)、市内中西、同・八木原計雄さん(六九)の両名工に「良く出来たよ」とほめられてみんなニコニコ。
 友禅染による手描き友禅のハンカチを作った女の子、板に馬の絵を描いた絵馬。今年の干支にちなんでサルの置物づくりなど体験を積んだ。
 ワラぞうりに挑んだ親子は三十五人。指導したのは久下公民館のお年寄り十人。子供の足に合わせたぞうりが出来上がり、歩いて感触を確かめる子供も見られ、忘れかけていた手づくりの楽しさ、温かさを体験した。
 ワークショップには、三百人が参加。今まで稽古を続けてきた中条節樽踊りなど賑やかな祭ばやしのお唯子がホールに流れ、箏の演奏は“さくらさくら”。拍手が高まった。
 ロビーには埴輪四十六体が展示されるなど、時を経て今に継がれている伝統文化が発表されたが、子供たちにとって有意義な体験プログラムであった。

[わいわいニュース(熊谷よみうり新聞社)2004年3月9日(火)]
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まちの駅くまがや、幼稚園の作品展を順次開催

 秩父線上熊谷駅すぐ近くの「まちの駅くまがや」のまちの駅ギャラリーでは、ユニークな企画展が開かれているが、二〇〇四年の新企画として「街を元気にする子どもたち」がスタート。市内の保育園、幼稚園、小学校の子供たちの作品を逐次展示していく。
 二月二十四日まで、やよい幼稚園の「創立77年の歴史と園児作品展」が開かれた。園児たちのかわいい工作などほほえましい作品が数多く展示され、幼稚園の歴史も紹介された。
 続いて二月二十六日から三月九日まで「東漸寺幼稚園作品展」が開かれ、園児たちが心を込めて作り上げた作品が発表され、市民で賑わった。

[わいわいニュース(熊谷よみうり新聞社)2004年3月9日(火)]
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養護学校の作品展「夢きらきら2004展」開催

 県立熊谷養護学校の「熊谷養護学校夢きらきら2004展」が二月十九日から六日間、八木橋八階のオープンギャラリーで開かれ、小学部、中学部、高等部、訪問教育部の児童生徒の作品が会場いっぱいに飾られ、訪れた人たちの目を奪った。
 展示された作品は、種から育てたひょうたんで作ったモビールや絵画、版画、紙粘土を使った工作、陶芸にCGなどバラエティーに富み、生徒たちが一生懸命作ったその努力が伝わってくる力作揃いの展覧会だった。

[わいわいニュース(熊谷よみうり新聞社)2004年3月9日(火)]
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養護学校通学者の「支援籍」導入、モデル市に熊谷・坂戸 [読売新聞 2004年2月21日(土)]
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くまがやドームで「第7回レクリエーションの集い」開催

 レクリエーションを通して、お互いの健康と親睦を図り、連帯を深めようと発足した熊谷レクリエーション協会の「第7回レクリエーションの集い」は、国体の年にちなんで会場を彩の国くまがやドームに選び、一月三十一日に行われた。
 リズム体操、健康ダンス、エアロビクス、民踊など六部門、八百人の市民が参加。熱気に包まれた。リズム体操五グループ八十人による合同演技はぶっつけ本番。飛んで跳ねて舞い、一糸乱れぬ迫力のある妙技は会場を圧倒した。フラダンス部門の十グループは、華やかなドレスで登場。“カイマナヒラ”など、ハワイアンメロディーに乗ってフロアを流れるように踊り、ムード溢れる華麗な演技に拍手がひときわ高まった。
 初参加は、一昨年六月結成した熊谷鳴子会「熊舞」。総勢七十人。若さみなぎる迫力と躍動美の演技は見事。同レクリエーション協会に新風を吹き込んだ。
 フィナーレは、キングレコードの吉野好子さんが歌う「彩の国まごころ国体音頭」に合わせて全員の踊りの輪が広がり、「みんなで協力し、国体を成功させましょう」と誓い合った。

[わいわいニュース(熊谷よみうり新聞社)2004年3月9日(火)]


創立8周年、熊谷歌舞伎の会が記念公演

 熊谷の市民で作る「熊谷歌舞伎の会」が発足して八年。二月八日、中央公民館で創立八周年記念公演が行われ、大勢の市民が鑑賞した。
 熊谷次郎直美を主人公とした「熊谷陣屋」を市民の手で演じようと平成八年二月熊谷歌舞伎の会が結成され、同十年熊谷寺で旗揚げ公演を行い、郷土の歌舞伎として市民に解け込んできた。
 記念公演は、同会会員の日本舞踊泉流師範泉右都教さんが申年にちなんで長唄舞踊「外記猿」を演じ、歌舞伎は、弁天小僧が娘に化け、呉服店から百両を騙し取ろうという「弁天娘女男白波」浜松屋の場を熱演した。
 郷土の歌舞伎を育てようと後援会員(年会費三千円)は増える一方。問合せは、事務局・電話524-1111内線212長島さんまで。

[わいわいニュース(熊谷よみうり新聞社)2004年3月9日(火)]
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くまがやドームで小学生の体操競技

 埼玉国体の体操競技会場となる上川上の“くまがやドーム体育館”で、二月七日、「熊谷市小学生マット・跳び箱運動競技大会」が開かれ、市内十四小学校の四年から六年生の男女百十二人が参加し、スタンドからの声援を受け、元気いっぱいの演技を見せた。
 小学生に体操競技の楽しさを知ってもらおうと今回で四回目を数えた。学校やスポーツ少年団の友達と、マット・跳び箱運動の規定、自由の四種目で競われたが、体育の授業の練習成果を発揮し、技量もレベルアップ。体操選手顔負けの見事な演技があちこちで見られた。

[わいわいニュース(熊谷よみうり新聞社)2004年3月9日(火)]


県内最大級の春の祭典「熊谷さくらマラソン」28日に号砲

選手宣誓は昨年優勝の石橋さん(熊女2年)

 咲き誇る熊谷桜堤の花のトンネルを駆け抜ける県内最大級の“春の祭典”「第14回熊谷さくらマラソン」(後援読売新聞さいたま支局ほか二十七団体)は、今月二十八日、熊谷市小島の熊谷運動公園陸上競技場を発着点として熱戦が展開される。
 大会実行委員会がまとめた今年の参加者は、北は北海道から南は九州まで全国から五千五百八十一人がエントリー。昨年の四千五百二十九人をはるかに上回る史上最多のマラソンランナーが十九種目に健脚を競う。
 大会当日は、午前八時四十分から開会式が行われ、昨年の5kmジュニア女子の部で優勝した県立熊谷女子高等学校二年、同校陸上競技部石橋早希江さん(17)が力強く選手宣誓を行う。石橋さんの姉で当時の同高校陸上競技部石橋佳奈江さんが、第12回大会で選手宣誓を行っており、姉妹が相次いでランナーとして栄えある宣誓となる。
 競技は、午前九時三十分、打ち上げ花火を合図に小学校四年男子、女子が1・2kmのコースに、同三十五分親子マラソン1・2kmがスタート。五分刻みで選手が駆け抜ける。
 今年の特別招待選手は、一九九七年世界陸上選手権(アテネ大会)女子マラソン金メダリストの鈴木博美選手。一般女子10kmに出場。みんなと一緒に走る。特別招待の大東文化大学陸上競技部員は、ハーフマラソン、10kmに出場。模範レースが展開される。
 実行委員会は、各地から参加する人たちに今年も、JR熊谷、籠原両駅から会場までの無料送迎バスを午前七時からピストン運転するほか、空くじなしの抽選、豚汁、コーンスープのサービスを行う。
 さらに、ハーフマラソン一般男子、壮年男子二名を桑名シティマラソンへの招待など、サービスは盛りだくさん。
 熊谷市立女子高校のペップアーツ、県立熊谷女子高校のチア・リーディングの華やかなアトラクション、熊谷祇園会お唯子の賑やかな応援、太井保育園児の鼓笛隊応援演奏で大会を盛り上げるなど、市制施行七十周年記念と国体開催の年にふさわしい大会の実現に向けてその準備が進められている。

[わいわいニュース(熊谷よみうり新聞社)2004年3月9日(火)]
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大里町、町営バスに有料広告

町内〜熊谷駅南口間を運行

 大里町の町営福祉バス「ひまわり号」に、八日から車体に民間広告を掲示しての運行がスタートした。歳入拡大を狙ったもので、町の年間収入は十二万六千円。町によると、公有バスの広告掲示は県内初という。
 同バスは、二台が、町内から熊谷駅南口までの十八・七キロを一日十二往復している。
 広告は町内に配送工場のある大手化粧品会社のラッピング広告で、二台のうちの一台の車体計四か所(計約二・三平方メートル)に、化粧品のPR広告が張られている。
 大里町(当時の大里村)は以前、民間バスが運行していたが、採算がとれずに一九九〇年運行を停止。熊谷方面への通勤、通学の交通整備を求める住民要望を受け、村がバスを購入、九四年から公営バスとして月五千五百人前後を運んでいる。
 町企画課によると、運行には年間約千五百万円かかり、料金(一回百円)収入約六百五十万円、補助金四百万円で補てんしても、年間約四百五十万円の赤字運行となっている。
 バス広告は、県内でも広がっている広報紙など行政媒体の広告掲載の動きの一つ。バス会社への委託バスの広告掲載を行っている自治体はあるものの、県内の公有バスを運行している九自治体のうちラッピングによる広告掲示は初という。
 町企画課は「収入はわずかだが、町民に財政難を知ってもらう上でも、実施に踏みきった。もう一台の広告も、現在募集中です」と話している。

[読売新聞 2004年3月9日(火)]


熊谷ラグビースクール考案、ソーラン節でトライ目指せ

 熊谷少年ラグビースクール(メンバー百三十三人)が、ラグビーのプレーをソーラン節に合わせて踊る「ラグビー・ソーラン」を考案し、毎週日曜日に、ラグビー練習のあと、踊りの練習をしている。
 この踊りは、ニュージーランドなどのチームが試合前に踊る「ウォークライ(戦いの雄たけび)」をヒントに、二年前、スクール指導者で、県ラグビー協会副理事長の村田進さん(59)らが歌詞を書き、知人の劇団「わらび座」(秋田県)の太鼓奏者に振り付けてもらった。
 以来、市ラグビー場のグラウンドで、ラグビー練習後、自分たちが歌ったテープを流して練習していたが、今年一月、市イメージアップ推進室の紹介で、市内の民謡愛好会代表の歌人りテープを作成した。
 歌詞は「ここは熊谷、ラグビータウン、どんとタックル、ラガーマン」「芝をかけぬけ、つないだパスで、めざせトライを、ラガーマン」と、タックル、スクラムなどプレーを振り付けし「ドッコイショ、ドッコイショ」とかけ声が入る。
 考案者の村田さんは「今の子供はおとなしく、声を張り上げるのが苦手。踊りを始めて、プレーにも活気が出てきた」という。
 同市は、熊谷工業高校ラグビー部が何度も全国大会に出場したこともあって、ラグビーファンが多く、市は、一九九一年から「ラグビータウン熊谷」として高校、大学の全国大会など各種大会を誘致している。
 小中学生の指導を行う少年スクールも、県内十四スクールのうち最大メンバー。市内で、毎年春秋の県内交流会も開催されている。
 同スクールの木部芳徳代表(54)は「今後、交流会や今年の国体でも披露し、子供だけでなく、大人にも踊ってもらいたい」と、“普及”に意欲を見せる。

[読売新聞 2004年3月9日(火)]
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若きラガーマン集まれ!熊谷ラグビースクール開校 [埼北よみうり 2002年4月26日(木)]


新幹線試乗会に1130人、本庄早稲田駅

本庄早稲田駅〜熊谷駅間の試乗会

 上越新幹線「本庄早稲田駅」の十三日の開業を前に、新駅〜熊谷駅間(二十一・三キロ)の試乗会が六日、一般公募の四百人を含め、千百三十人が参加して行われた。
 新駅は、早稲田大学本庄キャンパスに近く、県北の新たな産業拠点づくりを目指して建設された。熊谷駅まで約十分。東京駅まで約五十分で、十三日の開業以降、上り二十五本、下り二十六本が停車する。
 試乗会には、一般公募乗客定員四百人に対して、関東、東北地区から四千百人余の応募があり、約十倍の競争率。試乗運転では、同日午後一時四十五分発のMAX十六両編成で、熊谷駅間を一往復した。
 試乗した群馬県粕川村膳、原与志美さん(63)は「九州、山形新幹線とも、開業日に乗ってきた。今回、初めて試乗会に当選してうれしい」と話していた。この日は、試乗会のほか、駅前で、本庄市、美里町、神川町など周辺地区八団体による郷土芸能、太鼓、踊りの披露などのプレイベントが行われ、多くの人でにぎわった。

[読売新聞 2004年3月7日(日)]


親子で学ぼう・さいたま「国体」

国内のオリンピック、37年ぶり「まごころ」の県内開催

 九月から、「彩の国まごころ国体」が始まります。街を歩くと、所々に「コバトン」というマスコットを見かけるようになりました。市や町や村も国体のPRに一生懸命です。「国体」はスポーツの大会ということは知られていますが、一体、どんなものなのでしょうか。
■国体とは
 国体とは「国民体育大会」を短く言ったものです。夏、秋、冬の三回に分けて行い、今年県内で行われるのは、夏と秋の大会です。県内の六十七の市町村で、バスケットボール、野球など三十七の競技が行われ、全国から選ばれた選手が二万五千人も集まります。「国内のオリンピック」ともいえそうです。
 オリンピックでは、日本やアメリカ、中国などの国ごとに金メダルや銀メダルを目指して選手たちが技を競いますが、国体では埼玉県、神奈川県などの都道府県が対抗します。夏、秋、冬の大会の成績を合わせて、一番多くの点数をとった総合優勝に「天皇杯」が、女性選手だけの成績で一番多くの点数をとった「皇后杯」が、それぞれの都道府県に贈られます。
 国体は、一九四六年に「戦争で負けて暗くなった日本を、スポーツで盛り上げて明るさを取り戻そう」ということで始まりました。毎年、どこかの都道府県が会場となります。会場に選ばれた都道府県は、国体のために、競技場や体育館、水泳場などを作ったり、修理したりします。また、「自分の所でやっている大会なのだから、なんとしても優勝しなければ」ということで、選手を強くしようと一生懸命になります。
 埼玉県が国体の会場となるのは、上尾運動公園がメーン会場になった一九六七年以来で、三十七年ぶりです。
■まごころ
 さて久しぶりの国体ですが、県は今回の大会を「まごころ国体」という名前で呼ぶことにしました。「お金をたくさんかけないで日本一簡素で心のこもった大会」にしようとしています。
 例えば、日本中から集まる選手や監督が大会の間に寝泊まりする所も、普通の家庭に泊まってもらう「民泊制度」を進めています。これまでの国体の中で最も多い約一万二千人がこの制度を利用する予定です。寝泊まりや食事を一緒にすることで、よその県から来た人たちとも仲良くなれそうですね。民泊制度を利用しない選手にも、それぞれの地域の食事を作ってあげられるように、それぞれの市や町や村が考えています。
 競技が始まった時には、応援にも一工夫があります。埼玉の選手だけでなく、ほかの都道府県からきた選手たちの応援もしようと「都道府県応援団制度」を設けました。これは、自分が生まれた県や自分が応援したい都道府県を選んで、それぞれ応援団を作るものです。それぞれの応援団は、競技場に行って応援したり、選手に手紙を送ったりします。これまでに千六百五十人が応援団になりたいと申し込んでいます。四十七都道府県すべてあり、岩手県の応援団が九十二人で、一番多いそうです。
 また、「出来るだけお金をかけないように」と、国体のシンボルとなる“聖火”をともす「炬火台」も、いつもの年は新しいものを作っていましたが、大変お金がかかるので、今回は三十七年前に使った上尾市にある炬火台を熊谷市に移してもう一度使うことを決めました。
■問題点
 一方で、国体には「もう国体の役割は終えたのでは」「お金がかかりすぎる」などの問題があるという意見もあります。最近は、オリンピックや世界選手権、ワールドカップなど世界の国々が参加する大会が増えました。世界を目指す選手も多く、テレビでも世界の国々が参加する大きな試合を見ることができます。国体には出ない力のある選手も多く、国内最高の大会という意義が薄れてきています。まごころ国体も、アテネ・オリンピックと同じころにやるので、皆が関心をもってくれるのか心配する人もいます。
 また、まごころ国体のために、県内では熊谷ドームなど十四か所を新しく作り、川口青木町公園総合運動場プールなど三十二か所を改修・改築しました。これらの費用は決して安くありません。熊谷ドームと熊谷陸上競技場の建設に約二百六億円も使いましたが、「国体が終わったら何に使うんだ」などの批判の声もあります。

[読売新聞 2004年3月7日(日)]
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関連ニュース●国体開催まで1年、12日にイベント [お茶の間ジャーナル 2003年10月1日(水)]
関連ニュース●「コバトン鈴」で国体盛り上げよう [読売新聞 2003年9月21日(日)]
関連ニュース●川口と熊谷で国体記念イベント [読売新聞 2003年9月10日(水)]
関連ニュース●「国体に一役!」行田養護学校生、記念軍手作製 [読売新聞 2003年9月9日(火)]
関連ニュース●メニュー130品、国体の献立試食会 [読売新聞 2003年8月31日(日)]
関連ニュース●国体へ向けてスポーツ文化公園ドーム完成 [熊谷よみうり新聞 2003年8月12日(火)]
関連ニュース●国体会場がオープン [彩の国だより 2003年7月1日(火)]
関連ニュース●36年前国体で使った楽器発見 [読売新聞 2003年6月29日(日)]
関連ニュース●ポロシャツで国体PR [読売新聞 2003年6月26日(木)]
関連ニュース●夏季国体、競技開始前日に開会式 [読売新聞 2003年6月18日(水)]
関連ニュース●くまがやドーム完成 [読売新聞 2003年6月6日(金)]
関連ニュース●成功させよう!彩の国まごころ国体と全国障害者スポーツ大会 [彩の国だより 2003年5月1日(木)]
関連ニュース●彩の国まごころ国体都道府県応援団募集 [埼北よみうり 2003年4月11日(金)]
関連ニュース●「国体PRはがき」を販売 [読売新聞 2003年4月2日(水)]
関連ニュース●障害者スポーツ大会実行委が専門ボランティア募集 [読売新聞 2003年3月12日(火)]
関連ニュース●国体公式ポスター決定 [読売新聞 2003年3月11日(火)]
関連ニュース●「コバトン」描いて!国体マスコットのイラスト募集 [読売新聞 2003年2月5日(水)]
関連ニュース●彩の国国体、都道府県ごとに応援団組織 [読売新聞 2003年2月4日(火)]
関連ニュース●国体メーン会場、親子ら190人が見学 [読売新聞 2002年11月15日(金)]
関連ニュース●国体メーン会場、場外仮設席の設置中止 [読売新聞 2002年11月7日(木)]
関連ニュース●彩の国まごころ国体、県民運動基本方針を策定 [彩の国だより 2002年11月1日(金)]
関連ニュース●「彩の国まごころ国体音頭」一周年記念発表会を開催 [熊谷よみうり新聞 2002年9月10日(火)]
関連ニュース●給食パンで国体PR [読売新聞 2002年8月1日(木)]
関連ニュース●彩の国まごころ国体の開催に向けて [彩の国だより 2002年8月1日(木)]
関連ニュース●次は国体よろしく、広告バスお目見え [読売新聞 2002年7月4日(木)]
関連ニュース●彩の国まごころ国体のイメージソングを制定 [彩の国だより 2002年4月1日(月)]
関連ニュース●彩の国まごころ国体「ホームステイ」の愛称が決定 [彩の国だより 2002年3月1日(金)]
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関連ニュース●県、彩の国まごころ国体への募金を開始 [彩の国だより 2001年11月1日(木)]
関連ニュース●熊谷で“国体音頭”制作 [読売新聞 2001年9月14日(金)]
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関連ニュース●めざせ「ラジオ体操のまち」 [読売新聞 2001年8月24日(金)]
関連ニュース●元気よくとんで、回って、ポーズ!! [埼北よみうり 2001年7月13日(金)]
関連ニュース●2004年の国体決定、熊谷でイベント [読売新聞 2001年7月11日(水)]
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関連ニュース●熊谷の国体メーン会場・3か月遅れようやく起工式 [読売新聞 2001年2月4日(日)]
関連ニュース●2004年国体を桜で飾る [読売新聞 2001年1月1日(月)]
関連ニュース●2004年国体マスコット愛称募集 [読売新聞 2000年11月7日(火)]
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関連ニュース●第五十九回国民体育大会のスローガンが決定 [彩の国だより 2000年8月1日(火)]
関連ニュース●2004年国体・熊谷で準備本格化 [読売新聞 2000年7月27日(木)]
関連ニュース●熊谷市「国体主会場」PR [読売新聞 99年11月9日(火)]
関連ニュース●第五十九回国民体育大会の進捗状況 [さいたま県議会だより 99年11月6日(土)]
関連ニュース●37年ぶりで2回目の国体開催が内定 [読売新聞 99年7月14日(水)]
関連ニュース●2004年国体陸上競技場 体協基準より小規模に [読売新聞 97年12月6日(土)]
関連ニュース●2004年国体・日本一簡素に [読売新聞 97年10月21日(火)]
関連ニュース●会長に小林市長選出「熊谷国体準備委」 [読売新聞 97年5月27日(火)]


二月、温かさ最高

今冬の平均気温、熊谷などで過去最高

 先月の月平均気温が、東京、横浜、金沢で観測史上最高を記録したことが一日、気象庁のまとめで分かった。今冬(昨年十二月〜先月)の平均気温もほぼ全国で平年を上回り、「暖冬」が裏付けられた。
 同庁によると、先月は中旬以降に日本海を低気圧が通過した影響で、南方から暖かい風が吹き込み、各地で気温が上昇した。このため、月平均気温は全国百五十の調査地点のすべてで平年を上回り、特に、東京は、一九二三年の観測開始以来最高の8・5度を記録した。また、横浜の8・3度、金沢の5・5度も、それぞれ史上最高となった。
 日照時間も長くなり、全国百五十三地点のうち、三十九地点で観測史上最長を記録した。
 また、今冬の平均気温は、百五十地点中百四十三地点で平年を上回り、熊谷、横浜、千葉では過去最高を記録。東京では十一年ぶりに、最低気温が0度未満になる「冬日」を記録しない冬となった。

[読売新聞 2004年3月2日(火)]
関連ニュース●
石仏もすっぼり、秩父で積雪4センチ [読売新聞 2004年1月20日(火)]


熊谷市「無料バスの日」継続断念

商店街誘客結び付かず

 熊谷市は、国の全額補助を受けて昨年二回実施した「無料路線バスの日」について、二〇〇四年度は市単独事業としての継続を断念した。市は、バス利用客を地元商店街への誘客に結びつけられなかったことと、財政難を理由に挙げている。
 「無料路線バスの日」は、国の「全国都市再生モデル調査」事業に、熊谷市が名乗りを上げて採用された全額補助事業(事業費約五百万円)。市が、市内と近隣の大里、江南、妻沼町を運行する二社の路線バスを一日貸し切り(貸し切り料金約二百万円)、終日バス料金を無料にすることで、商店街への利用客増加を狙って企画。昨年十一月三日と十二月二十日の二回実施した。
 一回目の十一月三日は、バス会社二社で計一万三千八百七十七人と、普段の休日の約一・九倍の乗客数があり、同日行われた「オ・ドーレなおざね」などのイベントは、前年を上回るにぎわいを見せた。
 二回目の十二月二十日も、普段の約一・九倍の一万三千七百七十人が利用。しかし、悪天候もあって、市のアンケート調査によると、乗客の大半が駅前などの大型店に流れ、市商店街連合会による「熊遊市」も人出が約五百人と“空振り”の状態だったという。
 市商工課は「無料バスの日」を地域活性化の“起爆剤”にと、二〇〇四年度予算に市負担事業として継続し、年四回の実施を要望したものの、結局、予算化は見送られた。
 商工課担当者は「地元商店街の活性化の効果は今一つだった。国補助の都市再生モデル事業を、市事業として引き継げなかったのは残念だが、商店街活性化の新たな取り組みをすることで、経験を将来に生かしたい」としている。

[読売新聞 2004年3月2日(火)]
関連ニュース●
無料路線バスの日、関心アップへ「体験記」募集 [読売新聞 2003年12月17日(水)]
関連ニュース●無料バス、来月20日にも、初回は利用者倍増 [読売新聞 2003年11月7日(金)]
関連ニュース●3日(祭)は無料路線バスの日、国際・朝日バス [お茶の間ジャーナル 2003年11月1日(金)]
関連ニュース●来月3日は“無料バスの日” [読売新聞 2003年10月7日(火)]


この人と/よみうり写真大賞一席のアマ写真家・北熊市さん

北熊市さん(70)
「秋」で県美術展覧会特選(1971年)、「別離」で県勤労者文化展労働大臣賞(82年)を受賞。「熊谷を撮った写真で賞をもらうこと、これがとにかくうれしい」と話す。市美術家協会会長も務め、98年には市文化功労賞を受賞した。

 熊谷市に市制がしかれた一九三三年に生まれたため、父・平之助さんが「熊市」と名付けた。「名前のせいもあるのか、小さいころから熊谷からは離れられない気がしてね。愛着が強いですよ」と笑う。
 とりわけ「熊谷に生きる人々の息づかい」に魅力を感じる。よみうり写真大賞一席に輝いた「二十三年の歳月」(二枚組み)も、二十三年前に撮影した遠縁の家族に同じ家の前に集まってもらい、同じ構図で撮った。被写体の女性が、当時と同じ洋服を着てくれたのが印象的。「一人一人の表情が豊か。レンズをのぞく自分の気持ちまで幸せにさせられた」という。
 地元の郵便局に勤めながら県立熊谷高の定時制に通い、二十三歳で卒業するとき、二千〜三千円の月給のほとんどをつぎ込んであこがれのカメラを買った。当時の流行に乗ったものだが、「手にズシリとくる重み。精密機械を手にした興奮は今でも忘れられない」。
 市内のカメラクラブに加わり、露出やピントの勉強を重ね、二年後には「うちわ祭り写真コンテスト」で特選を受賞する腕前に。山岳風景や祭りなど「被写体の宝庫」の秩父地方に目移りした時期もあったが、師と仰ぐ写真家・清水武甲氏に「写真は記録。記録性があるからこそ写真の価値は上がる」と言われてからは、地元・熊谷市の変遷をフィルムに収めることにこだわり続けた。
 三十三歳で洗礼を受けた敬けんなクリスチャン。「『人との出会いを大切にする』ことは写真とキリスト教の共通項」と話す。十六年前、市の成人式でボランティアで記念写真を撮った新成人の女性からお礼のはがきをもらい、今でも大切に保管している。「あの一枚の写真をまだ持っていてくれているだろう。写真家みょうりに尽きる出会いだった」という。逆に、「余ったフィルムで撮ってよ」と言われると「むなしい気持ち」になる。
 市立図書館で七日まで開かれている「人間讃歌・北熊市の唄」展では、毎日三時間、一か月半にわたり自宅の暗室にこもってプリントした白黒作品を中心に、九十四点が展示されている。昔の写真を見ていると「現代人、特に子どもたちの表情が乏しいことに気付く」という。笑顔あふれる家族が一組でも増えることを願いながら、これからも熊谷をファインダー越しに見守り続ける。

[読売新聞 2004年3月2日(火)]
関連ニュース●
写真家北熊市さん、読売写真大賞一席の栄冠 [わいわいニュース 2004年2月10日(火)]


国道17号熊谷バイパス「柿沼肥塚立体」が開通

 熊谷市内の国道17号熊谷バイパスの「柿沼肥塚立体」が完成し、二十九日開通式が行われた。
 「柿沼肥塚立体」は県道が交差する同市内の柿沼、肥塚の両交差点間のバイパス(延長一・六キロ)を立体化したもの。
 国土交通省大宮国道事務所によると、同区間はラッシュ時には上下線とも約一・二キロ渋滞し、通過時間も七〜八分かかっていたことから整備重点地域に指定されていた。
 今年秋の埼玉国体で熊谷市がメーン会場となることもあって、渋滞解消に向け、二〇〇一年二月から総工費約六十億円を投じ、工事が行われてきた。
 開通式には上田知事らも出席し、テープカットなどで完成を祝った。

[読売新聞 2004年3月1日(月)]